Written by Jungsuk Han | Music by Sunyoung Lee

Written by Jungsuk Han

Music by Sunyoung Lee

翻訳:宋元燮

上演台本・訳詞・演出:シライケイタ

音楽監督:国広和毅

新国立劇場小劇場

2026年9月1日(火)〜13日(日)

Introduction


韓国ミュージカル主要部門を席巻した傑作!

第7回韓国ミュージカルアワーズで大賞、脚本賞、主演男優賞を受賞し、音楽賞にもノミネートされた本作は「エンタテインメント性、芸術性、社会性を兼ね備える傑作!!」と批評家のみならず舞台ファンからも絶大な支持を集めた作品だ。

作品の大きな特徴は芝居要素とミュージカル要素が絶妙なバランスで両立している点にある。緻密な台詞やアクションに寄り添う音楽が情景を鮮やかに浮かび上がらせるが、しかし主役であるネブラが自らの心情を過剰に歌があげるのではなく、周囲の人物たちが彼の内面や彼を取り巻く環境を立体的に描き出していくという手法が用いられている。

この巧みな構成によって観客は常に緊張感を保ったまま物語の深部へと引き込まれ、人種や国境を越えて多くの観客を魅了する作品世界が生まれている。

さらに、小劇場で6人編成という贅沢な生演奏による繊細で壮大な音楽が物語を彩る。

“あなた自身だった瞬間はありますか”

資本主義、能力主義、戦争、支配――。

幼い頃に純粋な気持ちで抱いていた夢は、いつしか「生きるための道具」になり、やがて「足枷」に変わっていく。気がつけば、自分が何のために、何をしているのか分からなくなるような感覚に陥ったことのある人は、決して少なくないだろう。特に、個人が記号のように扱われ、埋もれてしまいやすい日本社会においては。

 

名もなき俳優の一人だったネブラは、「誰かの身代わりになること」で人生の頂点を迎える。一方のスアは、「自分の人生を誰かのために差し出すこと」で、貧困から抜け出し、異国で生き延びるための資格を手に入れる。

この作品は、「自分が自分自身であるとは何か」を問いかけると同時に、自らの人生と向き合うとはどういうことなのかを、静かに問いかけてくる。

苦しくても、楽しくても、ここにいるこれこそが“私”なんだと、誰かに伝えたい。

らすじ


2020年、アメリカ・ニュージャージー州の小さな町。

大型スーパー「グッデー・マート」の職員である韓国系アメリカ人・スアは唯一の趣味である遊園地巡りをしていたところ、職業ピエロである怪しげな老人・ネブラと出会う。スアをプロのカメラマンと勘違いしたネブラは彼女に自分のポートレートを撮って欲しいと依頼。

最初はチップをねだられているのだと勘違いしたスアだったが、小遣い稼ぎになるかもと面白半分でポートレート撮影を引き受ける。

しかし、スアの予想とは異なりネブラにはこの撮影に臨む壮大な計画と思いがあった。

撮影が始まると、「本当の自分の姿を残したい」と自身の人生を渾身の思いで語りながら演じ始めるネブラ。

スアはその姿に拒否感や嫌悪感を感じながらも何故か撮影を止めることができず、やがてネブラの人生の核心に迫る撮影日を迎える。

国公演のレビュー

ャスト


1971年8月12日生まれ、大阪府出身。1995年、ロックバンド・SOPHIAのボーカルとしてメジャーデビュー、昨年30周年を迎えた。「街」「黒いブーツ」など多くのSOPHIA代表作を生み出し、演歌の女王 小林幸子さんなど著名アーティストへの楽曲提供・プロデューサーとしても活動。俳優としても24年のキャリアを重ね、ドラマ・映画・ミュージカル・舞台の主演作を数多く務め、幅広く出演し続けている。近年では、仮面ライダー作品にゲストライダーとして出演し話題となり、仮面ライダー史上最多の主題歌を担うアーティストに。写真集出版・小説執筆・プロダクトデザイン・番組パーソナリティー、出身地「大阪府門真市」ふるさと大使に任命されるなど、ヴォーカリストというカテゴライズを超え、多彩な分野で活動するクリエーターアーティストである。主な最新作に、白井晃演出『LAZARUS』(25)、末満健一演出『キルバーン』(25)秦建日子原作『Change the World』(24)など。

僕が32年の間、

探し、紡ぎ、詩ってきた言葉達がこの脚本の中に、これでもか!とあった事に衝撃を隠せませんでした。

なぜなら、僕はその為に人生を捧げて来たからです。

そしてそれが、僕がこの作品に参加する動機です。

 

本当なら見せたくもない、

これまでの僕の心の有り様が、果たして

この作品の中に本当に存在し得るのか?

この目で、

この身体で、

この心で確かめてやろうと思ってます。

知らなければよかったと思うくらいなら、

最初から詩っては来ませんでした。

 

ネブラは松岡充のネブラとして

生かします。

それができる事に、喜びと覚悟を決めてます。

 

松岡充

北海道出身。2016年、宝塚歌劇団に入団し雪組・宙組で数々の話題作に出演。2021年には宙組トップ娘役に就任し、2023年『カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~』をもって退団。以降は舞台や映像作品で活躍の幅を広げており、舞台『あのよこのよ』、ミュージカル『二都物語』、『ISSA in Paris』に出演。2026年5月には舞台『リプリー』、12月にはミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』に出演予定。その他、ドラマ『未来の私にブッかまされる!?』(NHK)、『ナースが婚活』(TX)、『相棒season22』(EX)など映像作品にも出演している。

 沢山の出来事に追われていたり様々なことと戦い辛い過去を抱え、ギリギリの状態で生きている人や幸せでも何かしらの辛さを抱えてる人。そんな皆さんがこの作品と出会うことで今まで許せなかった自分や受け入れたくない過去も、優しく自分を認めれるそんな温かい魔法をかけてくれるのではないかなと思っています。

 スアを演じさせていただくのが今からとても楽しみで仕方ありません。スアと共に皆さんもネブラの人生に触れることで自分自身にも向き合えるのではないかなと。スアがそうだったように。私の人生の中でこの作品に出会いスアとして生きれることで人として大きく気付かされると思います。皆さまもぜひこの作品との出会いを楽しみにしていてください。

1982年12月18日生まれ、東京都出身。伝説の「ASAYAN」超ヴォーカリストオーデションを機に2001年にデビュー。2005年『レ・ミゼラブル』のマリウス役でミュージカル界にも進出。2008年「ミス・サイゴン」のクリス役で一躍脚光を浴び、以降数々のミュージカル作品に欠かせない存在となる。自らの演劇ユニット「青唐辛子」では脚本・演出・音楽・出演すべてを手掛けていたが、2026年ミュージカル『シルヴィア、生きる』で外部作品での初の演出を務めた。近年の主な舞台作品に『いつか~one fine day』『HUNDRED DAYS』『チェーザレ 破壊の創造者』『ジャージー・ボーイズ』『ピアフ』等がある。

この本を読んだ時に、ふと思い出したことがありました。亡くなった祖父が言った言葉です。太平洋戦争末期、特攻隊『伏龍』の予科練生であった祖父に当時のことを聞いていた際、僕は「特攻で死ぬことになるのは怖くなかったのか」と質問しました。祖父は「怖くはなかった」と答えました。そしてもう一言、こう言ったのです。

「あれが青春だった」。その時、祖父がどんなつもりでそう言ったのか、僕には分かりません。ただ、今でもその時のことが僕の心に焼き付いているのです。"自分は一体何者なのか"。この作品とともに僕自身も考えてみたいと思っています。劇場でお待ちしております。

10歳より活動を開始し日本女子大学を卒業後、俳優、戯曲翻訳、演出など活動の幅を広げる。2016年、主演映画『眼球の夢』が第46回ロッテルダム国際映画祭の正式招待を受ける。主な出演作に『女性映画監督第一号』『デカローグ9』『屠殺人ブッチャー』『レオポルトシュタット』『アンチポデス』、翻訳作に『ゴドーを待ちながらを待ちながら』『亡霊の地』『原宿ガールズ』『A Walk in the Woods』、演出作に『ミュージカル 人間ども集まれ!』『詩劇 響きと怒り』など。2026年7月より上演する新国立劇場「20の物語-週末を、劇場で-」では、『ストロンガー/トライフルズ』の演出を務める。conSeptでは、ミュージカル『Fly By Night〜君がいた』にダブルヒロインの一人、ミリアム役で出演した。

 事実かどうかは価値基準として通用しない、情報を操る力を持っているかどうかに生存の不可避がかかっている時代を生きているように思います。と同時に、揺るがない自己というものへの疑いは私達俳優の大切な道具の一つだとも思います。人生の節目に、自らを作り直そうとするネブラの行動は微かな抵抗の一歩なのか、もはや通用し得ない「個人」という神話へのすがりつきなのか。この時代を生きる自分の困惑にも素直に向き合いながら、カンパニーの皆様と共に探求していきたい思いです。劇場でお待ちしております。

北海道出身 

劇団四季『美女と野獣』『ウエストサイド物語』『アイーダ』等で主演。退団後の2013年『レ・ミゼラブル』ジャン・バルジャン/ジャーベールの2役に抜擢。特にバルジャン役は21年まで演じ好評を博す。近年の出演作『PRETTY WOMAN The MUSICAL』、『二都物語』、『太鼓たたいて笛ふいて』、『A BETTER TOMORROW ~男たちの挽歌』等。【ドラマ】Netflix『九条の大罪』、『トクメイ!警視庁特別会計係』。また、キングレコードより「Blessings」「Voce」をリリース。ライブ活動も精力的に行なっている。5/8より下北沢ザ・スズナリにて『赤坂檜町テキサスハウス』に出演中。

 『SHOWMAN』は韓国のミュージカルアワードでも3冠を達成した話題の作品。実はこれまで韓国産ミュージカルとあまりご縁がなく今回が初挑戦。この舞台は出演者がたった6人。主演のネブラとスア以外は何役か演じることになるのでそれも楽しみの一つですね!ネブラ役を演じる松岡充さんとは初共演となるので舞台上で松岡さんのパッションを浴びることができるのはとっても楽しみですね!ドラマをとても大切にされるconSeptさんなのでシライケイタさんの演出により、必ず誰の心にも響く素敵な舞台になると確信してます。ぜひ楽しみに待っていて下さい!

2000年10月24日生まれ。静岡県出身。18年テレビ朝日系「音楽チャンプ」での優勝をきっかけに芸能活動を開始。21年配信ドラマ「THE BAD LOSERS」のオーディションでヒロイン役を獲得し女優デビュー。主な出演作にドラマ「around1/4」「サバエとヤッたら終わる」「不適切にもほどがある!」、連続テレビ小説「虎に翼」、「ひらやすみ」、「旅と僕と猫」、映画「1秒先の彼」「青春ゲシュタルト崩壊」、27年公開の映画「朧の華火」では主演を務める。舞台『呪縛の家』『翼の創世記』『月農』『あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~』など。

 最初に脚本を読んだとき、わたしはこの気持ちを知っている、と思いました。個性が認められ尊重される現代でも、自分自身が認めてあげられなかったり、そもそも分からないなんて瞬間がいっぱいあります。そんな社会だから、とも言えるかもしれません。けれどそう悩んだとき、必ず誰かによって助けられていて、あるいは助けたりしながら世界が回っていってるのを感じると、どんなものも鮮やかに見えてきたり。痛みが分かるのは、痛みを経験しているから。

誰かを大切にする理由はここにあると、この作品からはそんな匂いがします。今回ご一緒する皆様とは初めましてです。

この贅沢な時間を沢山楽しみたいと思います。是非劇場にてお待ちしております。

タッフ


上演台本・訳詞・演出

シライケイタ

演出家、劇作家、俳優。劇団温泉ドラゴン代表。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻在学中に、蜷川幸雄演出の「ロミオとジュリエット」パリス役で俳優デビュー。2011年より劇作と演出を開始。温泉ドラゴンの座付き作家・演出家として数々の作品を発表。社会の中の人間存在の在り方を、劇場空間における俳優の肉体を通して表出させる演出手法と、生と死を見つめた骨太な作品作りが特徴。最近の作品に『痕、婚、(こん こん)』、『祈りの大地』、音楽劇 『エノケン』など。「若手演出家コンクール2013」において、優秀賞と観客賞。2015年、韓国の密陽演劇祭において、「BIRTH」が戯曲賞。2018年、第25回読売演劇大賞において、杉村春子賞。2026年、第33回読売演劇大賞優秀演出家賞。日本演出者協会理事長。日韓演劇交流センター会長。座・高円寺芸術監督。

著書に「BIRTH×SCRAP」がある。

これは、年齢も性別も育った環境も全く違う二人の人間が、孤独の淵で出会う物語です。上演台本を作りながら、訳詞をしながら、幾度も二人の孤独に触れ、魂が交わる瞬間に震え、生きようとする姿に涙しました。自分は何者なのか。生きる意味とは?ほかの誰でもない「自分」の存在価値とは?この根源的な問いかけを、美しい音楽とストーリで追いかけます。主演の松岡充さんはじめ、全ての出演者の方々と初めましての現場です。人はみな孤独だとするなら、それぞれの人生が交わり、私たちの「孤独」が共鳴しあう時、どんな花を咲かせるでしょう。自分も孤独を恐れず、最高の出演者・スタッフの皆さんと共に、精一杯創りたいと思います。

音楽監督

国広和毅

作曲家·音楽監督。舞台音楽を中心に、多様な分野で活躍。物語の情感に寄り添う繊細な楽曲からダイナミックな音楽まで幅広い作風を持つ。ミクスチャーバンド「ダた」、パンクバンド「Aujourd’hui il fait beau」リーダー。舞台作品の音楽監督を多数務める。最近の作品に、『メアリー・ステュアート』、『大地の子』、『シャイニングな女たち』、『スリー・キングダムス』、『ヴォイツェック』など。舞台空間と観客の感情をつなぐ音づくりに定評があり、作品世界を支える存在として信頼を集めている。

2022年、第29回読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞。

幕開けを告げるトランペットの響きを起点に、ミュージシャンたちの生きた演奏と俳優たちの肉声が激しく交錯するセッションにご注目ください。訳詞会議の際、演出/訳詞のシライケイタさんが時に自ら歌い、言葉に命を吹き込んでいく姿に感銘を受け、私のボルテージは既に最高潮です。

誰しもが複数の顔を使い分け、役を演じながら生きる現代。本作は、多彩な自分を生きる日々の先で、人生を賭けてでも掴み取りたい「納得のいく瞬間」に出会えるのかを問いかけている気がします。

自分らしさを問うことそのものを問う、この物語の核心として音楽が熱く脈動する。劇場でしか味わえない、確かな「生」の響きに、どうぞご期待ください。

脚本・作詞:ハン・ジョンソク

作曲:イ・ソニョン

翻訳:宋元燮

上演台本・訳詞・演出:シライケイタ

音楽監督:国広和毅

振付・ステージング:木下菜津子

美術:長田佳代子

照明:横原由祐

衣裳:半田悦子

音響:岡田 悠

ヘアメイク:田中エミ

演出助手:有坂美紀

稽古ピアノ:前田涼子

舞台監督:川除学

演奏:前田涼子(Pf)、国広和毅(Key)、

熊谷太輔(Perc)、大野萌子(Trp)、

磯部舞子(Vn)、島津由美/平井麻奈美(Vc)

宣伝デザイン:高橋誠己(think-small)

WEBデザイン:eclipsodesign

宣伝衣裳:高山良昭

宣伝ヘアメイク:田中エミ、笹川知香(松岡充)

スチール撮影:オノデラカズオ

PV動画製作:深沢麿央

動画撮影:角直和

票券:サンライズプロモーション

制作:横井佑輔、大友泉

プロデューサー:宋元燮、石橋千尋

企画・製作:conSept、NHKエンタープライズ

主催:conSept、NHKエンタープライズ、サンライズプロモーション

程と


2026年9月1日(火)〜13日(日)

新国立劇場小劇場

東京都渋谷区本町1丁目1番1号

URL https://www.nntt.jac.go.jp

京王新線「初台駅」中央口直結

(都営新宿線乗入れ。京王線は止まりません)。

ケット料金


一般席:12,800円

バルコニー席:11,800円

ケット発売日


【先行】

※先行時の取扱席種は随時更新いたします。

 オフィシャル先行(抽選)

申込期間:5月8日(金)12:00~5月20日(水)23:59

取扱席種:一般席のみ

申込URL:https://w.pia.jp/s/showman26ofs/

 ぴあ最速先行(抽選)

申込期間:5月21日(木)12:00~5月31日(日)23:59

ぴあ:https://w.pia.jp/t/showman2026/

 プレイガイド先行(抽選)

申込期間:6月1日(月)12:00~6月9日(火)23:59

ぴあ:https://w.pia.jp/t/showman2026/

イープラス:https://eplus.jp/showman2026/

ローソン:https://l-tike.com/showman2026/

 ぴあ先着先行(先着)

申込期間:6月12日(金)18:00~6月19日(金)23:59

ぴあ:https://w.pia.jp/t/showman2026/

【一般発売(先着)】

発売日:6月20日(土)10:00~

注意事項

※車椅子席をご希望の方は事前に必ず下記へご連絡ください。

サンライズプロモーション 0570-00-3337(平日12:00~15:00)

※未就学児はご入場いただけません。

※開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。あらかじめご了承下さい。

※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払戻しはいたしません。

※本公演のチケットは「チケット不正転売禁止法」の対象となる「特定興行入場券」として販売いたします。主催者の同意のない有償譲渡は禁止されています。

演スケジュール


※開場時間:開演30分前

※★スペシャルカーテンコール(初日・千穐楽を記念してキャストよりご挨拶)

※◎終演後シアタートーク実施

9月3日(木)13:30 松岡充、潤花、シライケイタ、国広和毅

9月8日(火)19:00 藤岡正明、万里紗、福井晶一、福室莉音

レイガイド


【一般発売日以降】

問合せ


サンライズプロモーション

0570-00-3337

(平日12:00~15:00)

#SHOWMAN4