「共感とは何か?」をテーマに思春期の苦悩や家族愛を緊密に描く社会派エンタメ。
感情を持たない少年「ユンジェ」と荒々しい性格の「ゴニ」。
正反対の二役を、⻑江崚行・眞嶋秀斗の W キャストでお届けする。
conSept が新たに仕掛ける「ヤングアダルト・シリーズ」の記念すべき第1作目をお見逃しなく!

本屋大賞「翻訳小説部門」第1位の作品を
日本初上演!

韓国で40万部を売り上げ、21カ国で翻訳された本作は、日本でも多くの書店員の熱い支持を集め、2020年本屋大賞翻訳小説部門の第1位に輝き今も話題となっている。大人から子どもまで、幅広い読者から支持を集めている静かな衝撃作が、舞台作品として生まれ変わる!
感情を持たず他人とのコミュニケーションに悩む主人公ユンジェは、ある出来事をきっかけに、不遇な環境で育ち荒々しく振舞う少年ゴニと出会う。対照的な二人の“怪物”が互いを知り、成長していく物語。
他人の気持ちを“心から”感じるということは、どういうことなのか。些細なすれ違いが大きな問題や事件に発展し「想像力の欠如」が叫ばれる現代において「共感とは何か?」をまっすぐに問いかける社会派エンタメ作品。

みどころ

物語は失感情症の主人公「ユンジェ」と、その友人の「ゴニ」を軸に展開される。感情がわからないユンジェに対し、短気で荒々しい性格のゴニ。本公演の特徴は、この対照的な2役を役替りのWキャストでお届けするという点だ。高難易度の役替わりに挑むのは、子役時代から現在まで幅広い活動を続け、4作連続で主演を務める⻑江崚行と、2.5次元作品・ドラマ・コントなど多方面で存在感を示す眞嶋秀斗。そんな2人の同級生、ドラを演じるのは瑞々しい表現力が持ち味の佐藤彩香。また、数多くの舞台作品で活躍する智順がユンジェの母親役を務め、祖母役には、舞台作品のみならず多彩な場で才能を発揮している伊藤裕一が選ばれた。ある事件をきっかけに一人ぼっちになったユンジェを支えるシム博士は、紀伊國屋演劇賞個人賞など数々の受賞経験を持つ今井朋彦が演じる。気性の荒い息子ゴニとの関わり方に苦悩する父親、ユン教授は、重厚な語り口に定評のある神農直隆が務める。 演出家には社会派エンタテイメントを標榜する板垣恭一を迎え、現代社会問題を緊密に描いていく。

誰かと繋がっているようで、
誰とも繋がっていない
現代の不安を ( えぐ )

ここ数年で、インターネットは急速に普及し、若い世代がSNSを通じて多くの人とコミュニケーションをとれるようになった。ネット上では、恋愛リアリティショーやオーディション番組が台頭し、手軽に誰かの人生に関われるようになったようにさえ見える。そのような時代背景の中、「共感とは何か」について痛いほどまっすぐに問いかける本作。
「友達って何?」「他⼈を思いやるって何?」 同じ学校に通う友人、SNS上で繋がっている人や会社の同僚からの「いいね」は果たして共感なのだろうか。他⼈の気持ちを⼼から感じるとはどういうことなのか。
そして愛は本当にあたたかいものなのか、観客とともに考えてみたい。

conSept「ヤングアダルト・シリーズ」とは?

若年層・ファミリー層をターゲットに、ヤングアダルト小説を舞台化する取り組みである。主な目的として「新たな観劇層を作ること」「若手演者の育成」を掲げている。記念すべき1作目である「アーモンド」では、多様な世代で舞台作品を作り上げることにより、どの世代にも通じる「思いやり」や「愛」を多くの家族層・若年層に届けていく。

*ヤングアダルト文学:作中に社会問題が取り込まれ、若い世代が「社会」を考えるツールとして認知されている文学ジャンル。それに加え、「若者と大人をつなぐ架け橋」でもある。 大人が言いにくいことや伝え方がわからないことを、作中の登場人物が巧みな言葉で代弁し、若い世代へ伝えようとするのが特徴。

あらすじ

怪物と呼ばれた少年が、
愛によって生まれ変わるまで――。

感情を司る脳の部位、偏桃体(形状が似ていることから、原作内ではアーモンドと表現される)が人より小さく、怒りや恐怖といった感情をうまく感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。祖母は彼を“かわいい怪物”と呼んだ。母親は感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」などの感情を丸暗記させることで、なんとかユンジェを“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。
そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母親が通り魔に襲われ死傷したときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。事件によって母親は植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちに。
そんなとき現れた、もう一人の“怪物”ゴニ。激しい感情をもつその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく――。

人物相関図

CAST

長江崚行(ナガエ リョウキ):ユンジェ/ゴニ
長江崚行(ナガエ リョウキ):ユンジェ/ゴニ 1998年8月26日生まれ 大阪府出身。
2007年に9歳で芸能活動を始め、2009年から2012年までの4年間、NHK『天才てれびくんMAX / 大!天才てれびくん』にレギュラー出演。その後、ダンス&ボーカルグループの活動でダンスと歌唱の実力を身につけ、2015年にはミュージカル『ヘタリア』に17歳ながら主演に抜擢。その後もシリーズ全てで主演を務める。最近では、『虹色とうがらし』(主演・七味役)、『スケートリーディングスターズ』(主演・ 前島絢晴役 )、ミュージカル『ヘタリア』(主演・イタリア役)そして今作『アーモンド』と、4作品連続で主演を務める。
眞嶋秀斗(マシマ シュウト):ゴニ/ユンジェ
眞嶋秀斗(マシマ シュウト):ゴニ/ユンジェ 1995年8月8日生 群馬県出身。2005年ミュージカル『ピーターパン』で初舞台、その後ダンス&ボーカルグループの活動でダンスと歌唱力の実力を身につけ、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン、斬劇『戦国BASARAシリーズ』では伊達政宗役で主演に抜擢。その他の主な出演作として朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』『結婚しないの!?小山内三兄弟』、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』『まだ結婚できない男』『KING OF DANCE』『小山内三兄弟シリーズ』、映画『ブラック校則』『たまには、大きな声で』『人狼ゲーム マッドランド』ほか多数出演。
智順 (チスン):ユンジェの母さん
智順 (チスン):ユンジェの母さん 大阪府出身。2005年映画『パッチギ!』にてスクリーンでデビュー。18年に劇団阿佐ヶ谷スパイダースに入団。近年の主な作品に、舞台『セールスマンの死』『桜姫』(共に長塚圭史 演出)、『海のホタル』(得丸伸二 演出)、『ゲバゲバッ』(羽原大介 演出)、『アジア温泉』(ソン・ジェンチェク 演出)最近の作品として「サンソン~ルイ16世の首を刎ねた男」(白井晃 演出)「ジュリアスシーザー」(森新太郎 演出)他、映画『ロックンロール・ストリップ』(木下半太 監督)、『ごっこ』(熊澤直人 監督)、『GUEST HOUSE』(チョソンギョ 監督)、『無限の住人』(三池崇史 監督)、TV『青のSP』(CX)、『ALIFE』(TBS)、『黒い十人の女』(TX)、『ギルティ この恋は罪ですか?』(NTV)、『イチケイのカラス』(CX)、『ボイスII』(NTV)など多数。
伊藤裕一 (イトウ ユウイチ):ユンジェのばあちゃん
伊藤裕一 (イトウ ユウイチ):ユンジェのばあちゃん 1984年 3月25日生まれ、神奈川県出身。2003年に小劇場を中心に活動開始。
主な出演作品に、映画『シン・ゴジラ』、『ONLY SILVER FISH』『HERO~2020~』の他、舞台『~崩壊シリーズ~』、斬劇『戦国BASARA』シリーズ、『黄昏』、『ミュージカル ふたり阿国』、『魔法使いの嫁-老いた竜と猫の国-』、音楽劇『モンテ・クリスト伯』『フェイス』『楽屋』などがある。2021年2月には韓国発のミュージカル『僕とナターシャと白いロバ』日本版で“マルチマン”を演じ、ミュージカル俳優としての一歩を踏む。ストレートプレイからミュージカルの出演まで多才な才能を活かし幅広く活動している。
佐藤彩香 (サトウ アヤカ):ドラ
佐藤彩香 (サトウ アヤカ):ドラ 2000年1月13日生まれ、兵庫県出身。文学座附属演劇研究所研修科2年。
早稲田大学在学中。ストレートプレイ・ミュージカル・吹替など幅広く活躍。
主な出演作に、舞台:『自殺の解剖』(国際演劇協会日本センター)、『17AGAIN』(ホリプロ)、『GREY』Shiro役 (conSept)
吹替:『星の王子ニューヨークへ行く S2』ボポト役(Amazon Prime Video)『あの夏のルカ』(Disney+)『フィアー・ストリートpart2:1978』アリス役(Netflix)、ミュージカル「四月は君の嘘」コンセプトアルバムに参加。
神農直隆 (カミノ ナオタカ):ユン教授
神農直隆 (カミノ ナオタカ):ユン教授 1981年1月5日生まれ。大阪府出身。2005年に劇団M.O.Pに入団。
劇団解散後も数々の作品に出演し、低音ボイスをいかした存在感のある演技を見せる。
主な出演作は、舞台『舞台「刀剣乱舞」維伝 朧の志士たち』(19)、『魔法使いの嫁』(20)、『サイドウェイ』(21)、『反応工程』(21)、『赤シャツ』(21)、大河ドラマ『西郷どん』(18・NHK)、『青天を衝け』(21・NHK)、ドラマ『相棒season19』(21・EX)、映画『バクマン。』(15)、『見えない目撃者』(19)など。
今井朋彦 (イマイ トモヒコ):シム博士
今井朋彦 (イマイ トモヒコ):シム博士 1967年8月20日生まれ、東京都出身。1987年文学座研究所入所、2020年6月退団。
舞台、映画、ドラマ、ナレーションなど幅広いメディアで活躍する一方、演出も手掛ける。第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第9回読売演劇大賞優秀男優賞、第62回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。最近の主な作品に、舞台出演『4』(21 ティーファクトリー 川村毅演出)、舞台演出『ねー』(21/11月 愛知県芸術劇場)、ドラマ『緊急取調室』(21 EX)『准教授・高槻彰良の推察』(21 CX・WOWOW)、ナレーション『地球ドラマチック』(21 NHKEテレ)など。

STAFF

板垣恭一 (イタガキ キョウイチ):脚本・演出
板垣恭一 (イタガキ キョウイチ):脚本・演出 演出家・脚本家。日大芸術学部演劇学科、第三舞台を経て演出家に。日本版脚本&歌詞・演出を担当した『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』が第27 回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。近作に『October Sky-遠い空の向こうに-』、『魍魎の匣』、『いつか〜one fine day 2021』、『忠臣蔵討入・る祭』、『Crimes Of The Heart』、『Fly By Night 〜君がいた』、『HUNDRED DAYS』、『フランケンシュタイン』など。「社会派エンタテインメント」というジャンルの確立を模索中。

原作:ソン・ウォンピョン (チャンビ刊)
翻訳:⽮島暁⼦(祥伝社刊)

舞台美術:乘峯雅寛
照明:三澤裕史
⾐裳:半⽥悦⼦
⾳響:天野⾼志
振付・ステージング:⼭⽥うん
ヘアメイク:⽥中エミ
音楽:桑原まこ
演出助⼿:城⽥美樹
舞台監督:村⽥ 明
協⼒: エイベックス・マネジメント、オリオンズベルト、クオン、クリオネ、ファザーズコーポレーション、文学座、KiKi inc.、UAM(五十音順)
小道具協力:東京書房

演奏:桑原まこ(Key)、吉良都(Vc)=A/荒井桃子(Vl)=B ※弦楽器は日替りでの演奏

宣伝・ウェブデザイン:柚木竜也(aboka design)
宣伝衣裳:KO3UKE
宣伝衣裳協力:EGO TRIPPING
スチール撮影:オノデラカズオ
PV動画製作:深沢麿央

票券:田中理恵
宣伝:小沢悠未、川辺陽向香
制作:横⽥梓⽔
プロデューサー:宋元燮

企画・製作・主催:conSept

Illust copyright © 0.1 (0choo1.tumblr.com)

ALMOND
©2017 by Sohn Won-Pyung All rights reserved.
Originally published in Korea by Changbi Publishers Inc.
Japanese translation copyright ©2019 by Akiko Yajima
Japanese translation version is published by Shodensha Publishing Co., Ltd.

劇場&アクセス

上演日程:2022年2⽉25⽇(金)〜3⽉13⽇(日)

会場:シアタートラム

MAP

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4丁目1番地1号
https://setagaya-pt.jp/about/facilities/theatre_tram.html

【電車でお越しの方】
・東急田園都市線(営団地下鉄半蔵門線、東武伊勢崎線乗入)三軒茶屋駅より地下通路にて直結。
【バスでお越しの方】
・キャロットタワー前世田谷通り沿い「三軒茶屋」バス停下車。

Ticket & Schedule

【チケット発売日】

  • 最速早割先行:11月14日(日)10時〜11月30日(火)
    SSからA席までが定価の10%引きで購入できる唯一の機会です!
  • 主催者単独先行(特典付き)及びプレイガイド先行:
    1月8日(土)10時〜1月23日(日)23時59分
  • 一般:1月29日(土)10時〜

【チケット料金】

SS席(センターブロック最前3列)
¥11,500
SA席(センターブロック中央)
¥10,500
SB席(サイドブロック前方)
¥9,000
A席(センターブロック後方)
¥9,500
B席(サイドブロック後方)
¥8,000
C席(最後方列)
¥7,000
※ミラチケ対象公演です。詳細は後日発表いたします。
注意事項

※未就学児はご入場いただけません。
※開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。あらかじめご了承下さい。
※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払戻しはいたしません。

託児サービスのご案内(定員有・要予約)

料金:2,200円
対象:生後6ヶ月以上9歳未満(障害のあるお子様についてはご相談ください)
申込:ご希望日の3日前正午までに劇場03-5432-1526へ。

車椅子スペースのご案内(定員有・要予約)

料金:C席の金額より10%割引(付添者は1名まで無料) 。
申込:ご希望日の前日19時までに劇場チケットセンター03-5432-1515へ。

【上演スケジュール】

2 25 26 27 28
12:30   中止 中止  
14:00        
17:00   中止    
19:00 中止     中止

A=ユンジェ:長江崚行/ゴニ=眞嶋秀斗、B=ユンジェ:眞嶋秀斗/ゴニ=長江崚行

3 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
12:30
      中止 中止  
      B B
14:00 中止 中止         A
A
     
17:00       中止           A  
19:00 中止   中止     中止 B
A 追加
B    
3 1 2 3 4 5
12:30
      中止
14:00 中止 中止    
17:00       中止
19:00 中止   中止
 
  6 7 8 9 10
12:30 中止
 
   
14:00     A
A
17:00        
19:00   中止
B
A 追加
  11 12 13
12:30   B
B
14:00      
17:00   A
 
19:00 B
   

※追加公演(3月10日19時公演)及び配信公演の受付再開:3月3日(木)10:00より
※各公演の開演30分前開場 ※未就学児はご入場いただけません
※3/11夜公演、3/12昼公演には動画収録が入る予定ですので予めご了承ください。
※上演時間:125分(予定)

『アーモンド』 配信に関するリリース

コロナ禍以降恒例となっているconSept の公演配信。
今回の『アーモンド』では5公演の配信を実施します。


【配信チケット料金】

1カメ配信:3000円(税込)

3カメ配信:4500円(税込)

再受付開始日:3月3日(木)10:00より
受付ページ: https://www.confetti-web.com/almond-streaming

【チケット取り扱い】

カンフェティ

https://www.confetti-web.com/almond-streaming
※WEB予約のみでの受付となります。

<チケットについてのお問合せ先>

カンフェティお問合せフォーム
https://www.confetti-web.com/support/qa_reg_1.php

<購⼊・視聴⽅法>

以下のURLをご覧ください。
https://www.confetti-web.com/guide/streaming/

プレイガイド

舞台『アーモンド』2022年2月25日(金)〜3月13日(日)シアタートラムにて上演。

掲載情報

■sparkle:長江崚行×眞嶋秀斗インタビュー

https://note.com/sparkle_stage/n/n69820a495c9a

■musical theater japan:長江崚行×眞嶋秀斗インタビュー

https://www.musicaltheaterjapan.com/entry/2202-6

■musical theater japan:今井朋彦インタビュー

https://www.musicaltheaterjapan.com/entry/2202-7

■エンタメターミナル:長江崚行×眞嶋秀斗インタビュー

https://enterminal.jp/2022/02/almond-iv/

■朝日新聞GLOBE+:板垣恭一×宋元燮インタビュー

https://globe.asahi.com/article/14538357

■SPICE:長江崚行×眞嶋秀斗インタビュー

https://spice.eplus.jp/articles/297519

■アイデアニュース:眞嶋秀斗インタビュー(下)

https://ideanews.jp/archives/124248

■アイデアニュース:眞嶋秀斗インタビュー(上)

https://ideanews.jp/archives/124155

■えんぶ(雑誌):眞嶋秀斗インタビュー

http://enbu.co.jp/kangekiyoho/enbu-033/

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