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コンスタントに人間ドラマを描き続ける韓国の映画監督イ・ユンギの2017年最新作を原作に、ストレート・プレイ、ミュージカルのフィールドで説得力ある作品提供をし続ける板垣恭一(脚本・作詞・演出)と映像から舞台まで活躍の幅を拡げている新鋭・桑原まこ(作曲・音楽監督)のコンビでミュージカル化!
妻に先立たれた男、昏睡状態の中で心だけ目覚めた女―
二人は胸の内に抱えた悲しみゆえに巡り会い、
互いの心の穴を少しずつ埋め合っていく
保険調査員のテル(藤岡)は後輩・タマキ(内海)の担当だった仕事を引き継ぐよう新任の上司・クサナギ(小林)から命じられる。それは交通事故で植物状態の女性・エミ(皆本)の事故の原因を調べるというもの。しかし、エミの代理人・マドカ(佃井)と友人・トモヒコ(荒田)は調査に非協力的で敵対。仕事が進まないなか、病死した妻・マキ(入来)のことをまだ整理できずにいるテルに声をかけてきたのは、意識がないはずのエミだった。俄かには信じがたいと思いながらも自分にしか見えないエミと交流を重ねるうちに、事故の陰に幼い頃にエミを捨てた消息不明の母親・サオリ(和田)の存在が浮かび上がってくる。
『いつか〜one fine day』無事に全15ステージ終了いたしました。
出演者、スタッフの皆様、そしてご来場いただいた観客の皆様、本当にありがとうございました。
シアタートラムは私が舞台公演というものを始めた頃から憧れていた会場で、その場所でconSept初のオリジナル・ミュージカルを上演出来たことは何よりの財産となりました。
作品を選んでテーマが見えた頃はただただ気持ちに動かされて原作監督のイ・ユンギさん、ミュージカル版脚本の板垣さんと打ち合わせをしたり議論することが楽しくて仕方ありませんでした。
徐々に全貌が見えてきて、桑原さんの楽曲が上がってくると、そこから先は良い意味で私の手を離れて出演者とともに作品が勝手に成長していく姿を横から眺めている日々でした。
こうして観客の皆様の前に生まれたオリジナル・ミュージカル。
恐らく皆様によって更にここから先の成長が始まっていくのだと思います。
この作品が今後もまだ愛されるのであれば、そしてconSeptがお届けする作品が皆さんにとって有意義だったのであれば、まだまだここはスタート地点に過ぎないのだと思いつつ、またお会いできる日を楽しみにしています。















