『いつか』PV撮影インタビュー:皆本麻帆編(樋口エミ役)

2019/01/22いつかblog

『いつか』PV撮影インタビュー:皆本麻帆編(樋口エミ役)


ヒロインの樋口エミに扮するのは、皆本麻帆さん。PV撮影では、自転車に乗って坂を上るシーンを演じました。交通事故で昏睡状態のはずが、突然テルの前に現れる、ミステリアスな役どころ。皆本さんはエミをどのように受け止めているのでしょうか。

――PV撮影で意識したエミのキャラクターとは?
自転車で坂を上る姿を撮りながら、活発で明るく前向きなイメージを想像していました。

――役の紹介には、「明るい子」という記載とともに「人間は醜いものと信じている」とも書かれています。
そうですね。エミは目が不自由で、人よりもハンディがあるんです。だから、そういうところで人を信じられないということが、心のどこか隅で消えずにいる子なんじゃないかなと思います。舞台の上のエミがどんな女の子になっていくかは、まだ全然わからないです。これから作り上げていくので。

――作品に惹かれたポイントは?
シアタートラムという劇場に立つこと自体が、私にとって夢の一つだったので、あの空間で、ミュージカルができることが幸せです。以前、シアタートラムにお芝居を観に行った時、出演する役者さんのエネルギーを肌で感じることができたのは、すごい体験だと思っていたんです。近い密な空間で見られるので。それをミュージカルでやるっていうのは、また大きな劇場とは違った良さがあるはずだ、と。あの劇場に来たお客さんには、顔のしわまで見られるぐらい、小さなことでも見抜かれてしまう。挑戦ですね。ごまかすことができない舞台だなと思っています。

――板垣さんとお仕事されるのは、2回目だそうですね。
2017年に一緒にお仕事をさせていただきました。朗読音楽劇だったので、基本的に台本を読んで座るか立ち上がるかだったのですが、今回はミュージカルという作品で、動いて形になっていくという作業を板垣さんと一緒に取り組むのはすごく楽しみです。こちらからアプローチしていったら、それをさらに広げてくれるようなところが前回あったので、うまく一緒に作り上げていけたらいいなと思います。

――作品に対して期待することは?
少人数で演じるため、一人一人の責任がすごく大きいと思います。小さな密な空間だし、きっとチームワークが大事になってくるはず。藤岡正明さんはじめ、それぞれ一線で活躍している俳優さん、女優さんなので、力を借りながら一緒に作っていきたいと思います。いろいろなところから集まったメンバーだから、それぞれの魅力が合わさったら、きっと楽しい舞台になるんじゃないかな。いい予感がしています。

文:桑畑優香 / 撮影:安藤毅

  • いつか〜one fine day 公式サイト http://consept-s.com/wp/itsuka/
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